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児童虐待の現実、漫画に 高校生が取材「苦しむ子ども知って」

漫画「オレンジリボンがゆれている」の第1話「虐待経験者の声を聞いて」の一場面
漫画「オレンジリボンがゆれている」の第1話「虐待経験者の声を聞いて」の一場面

 児童虐待について取材活動をする八幡高(滋賀県近江八幡市)の生徒をモデルにした漫画がインターネットで公開されている。虐待の悲惨さや被害者の声にショックを受ける高校生の心情が少女漫画風のタッチで描かれる。取材した生徒は「虐待で苦しむ子どもがいることを広く知ってほしい」と訴える。

 県内の高校生が児童虐待防止について発信する「オレンジリボンS’(ズ)」の一環。企画した県や県警の呼び掛けに、同高社会福祉部が応じた。

 漫画「オレンジリボンがゆれている」の第1話は「虐待経験者の声を聞いて」。同部員が、小学生時代に父と義母からDVを受けた男性の講演を聴いた様子を紹介する。「周りに相談しなかったのか」「家庭を持ちたいか」など、生徒が率直な疑問をぶつける姿が描かれている。第2話は児童相談所の仕事をテーマにした。

 同高生が取材する様子を基に、コンテンツ開発会社「まちおこし」(守山市)が粗筋を考え、フリーランスの漫画家「おせち」さんが作画した。東大津高新聞部も取材活動に参加する予定で、第3話以降にモデルとして登場するという。

 八幡高社会福祉部長の2年菅沼彩加さんは「虐待の話を聞くのは怖いが、今後も取材したい。漫画を通じて全国の人に現実を知ってほしい」と話す。漫画はオレンジリボンズのホームページなどで無料公開している。

【 2018年10月27日 17時30分 】

ニュース写真

  • 漫画「オレンジリボンがゆれている」の第1話「虐待経験者の声を聞いて」の一場面
  • 児童養護施設の生活などについて取材する生徒ら(大津市・小鳩の家)
岸田繁 交響曲第一番・第二番 連続演奏会 2019.10.5

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