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「老兵は死なず、消えゆくのみ」 谷垣氏、政界復帰を否定

首相官邸で多数の報道陣に囲まれる谷垣氏(東京都千代田区)
首相官邸で多数の報道陣に囲まれる谷垣氏(東京都千代田区)

 自転車事故によるけがで政界を引退した自民党の谷垣禎一前幹事長(73)が31日、首相官邸を訪問し、事故以来初めて公の場に姿を見せた。安倍晋三首相との面会後、谷垣氏は「首相の存在感は高まっている。その重みを十分に踏まえて力を発揮してほしい」と、今後の政権運営にエールを送った。

 谷垣氏は電動車いすに乗り、事故前に比べてやせたように見えるものの、背筋は伸び、報道陣の質問にも明瞭に答えて時折笑顔を見せた。首相との面会について「幹事長を務めている最中、私の不注意からけがをしてご迷惑をかけた。おわびにうかがわなくてはと思っていた」と話した。

 衆院議員時代の地元だった京都府北部への訪問は「一度帰りたいが、まだ新幹線に乗れるというところにはいかないと思う」と現時点では未定とした。自身が立ち上げた党内の政策グループ「有隣会」などには来年夏の参院選比例代表に立候補を求める声もあるが、「老兵は死なず、消えゆくのみ」と語り、政界復帰に否定的な考えを示した。

 谷垣氏は衆院旧京都2区と京都5区で計12回連続当選。民主党政権時代には自民党総裁を務めた。党幹事長だった2016年7月、東京都内で趣味のサイクリング中に転倒し、頸髄(けいずい)を損傷。入院が長期化し、17年10月の前回衆院選に立候補せず政界を引退した。

【 2018年11月01日 07時51分 】

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  • 首相官邸で多数の報道陣に囲まれる谷垣氏(東京都千代田区)
岸田繁 交響曲第一番・第二番 連続演奏会 2019.10.5

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