出版案内
福祉事業団
京都新聞AR

定数減でも無投票当選、深刻化する人口減少 京都・伊根町議選

伊根町議選のポスター掲示板。立候補者は定数と同じ9人となり「10人目」は現れなかった(13日午後4時15分、同町亀島)
伊根町議選のポスター掲示板。立候補者は定数と同じ9人となり「10人目」は現れなかった(13日午後4時15分、同町亀島)

 任期満了に伴う京都府伊根町議選が13日告示され、前回に続いて無投票で当選者が決まった。府内の市町村議選が2回連続無投票となるのは、1999年と2003年の旧丹波町(現京丹波町)と旧丹後町(現京丹後市)の両町議選以来、15年ぶり。自治体規模を広げた「平成の大合併」以後では初めて。人口減少が進む地域を中心に地方議員のなり手不足が深刻化する状況を物語る。

 伊根町議選は前回、欠員1の「定数割れ」で無投票となり、今回は定数1減の9としたが、立候補者は同数の9人にとどまった。同日告示された同町長選は現職と新人が立候補し、90年以降7期続いた無投票が途絶えて32年ぶりの選挙となった。

 京都府内では、前回15年の統一地方選後に行われた14市町村の議員選挙で無投票はなかったものの、宮津市や井手町など6市町村議選で候補者が定数を1上回るだけの少数の争いとなった。

 一方、選挙期間中の舞鶴市議選(18日投開票)は、今回から定数2減の26に対して34人が立候補するなど、自治体によっては定数を大きく上回る候補者が立つ選挙もある。

 総務省の統計によると、平成に入ってから7回行われた統一地方選で無投票当選者が占める割合は、政令指定都市議会と市議会がそれぞれ5%以下で推移しているのに対し、町村議会は7回とも10%を超え、15年には21・8%に達するなど二極化が進んでいる。

 府内でも、候補者が少ない議員選挙は「平成の大合併」で合併しなかった小規模市町村で目立つ。ただ合併した市町でも人口減少が加速していることから、今後、無投票当選が増える可能性がある。統一地方選が来春に迫る中、住民に最も身近な地方議会の将来像をどう描くかが問われている。

【 2018年11月13日 20時00分 】

ニュース写真

  • 伊根町議選のポスター掲示板。立候補者は定数と同じ9人となり「10人目」は現れなかった(13日午後4時15分、同町亀島)
京都新聞デジタル版のご案内

    地域の政治・社会ニュース

    全国の政治・社会ニュース