出版案内
福祉事業団
京都新聞AR

スーパー刺傷「いやー」響く悲鳴 買い物客「今も怖い」

女性が刺されたイズミヤ高野店(京都市左京区)
女性が刺されたイズミヤ高野店(京都市左京区)

 買い物客でにぎわう昼下がりのスーパーに悲鳴が響いた。16日、京都市左京区高野東開町のスーパー「イズミヤ高野店」で女性従業員(35)が刃物を持った男に襲われた事件。殺人未遂容疑で逮捕された男(45)は近くの自宅マンションで確保されたが、ふだん静かな両現場周辺は多くのパトカーや捜査車両が集結し、騒然とした雰囲気に。店内にいた客は「毎日訪れる店でこんなことが起こるなんて」と表情をこわばらせた。

 犯行現場となった1階は食品売り場のほか、パン店や雑貨店などが入っている。事件後、スーパーは営業を一時中止。入り口周辺には規制線が張られ、鑑識課員らが慌ただしく出入りした。

 事件当時、店内で買い物をしていたアルバイト男性(23)によると、突然、「いやー」「きゃー」という大きな悲鳴が上がった。男性が異変に気づくと、女性が倒れていて、床に血だまりが見えた。救護しようと、多くの人が女性を取り囲んでいたという。男性は「買い物客は皆、何が起きたか分からず混乱していた」と振り返った。

 店内にいた近くの女性会社員(56)は、緊迫した店内放送で事件に気づいた。大声で慌てている様子で、内容は聞き取れなかったという。不安になっていると店員が来て「人が刺された。今日は帰ってください」と避難を促された。女性は「自分も巻き込まれたかもしれないと思うと、今でも怖い」と語った。

 容疑者とみられる男は店から逃走した後、近くにある自宅マンションに戻った。近くの30代主婦は、走って逃げる男の後を、スーツ姿の男性が「包丁持っとるぞ」と叫びながら追いかけるのを目撃した。複数の近隣住人の話では、マンションの階段を駆け上がる大きな足音が聞こえた後、入り口を捜査員が取り囲み、刺股や警棒を持った警察官も集結。しばらくして「犯人確保」という声が聞こえたという。

 近くにいた男性(76)によると、男はおとなしくマンションの階段を降りてきた。入り口付近がシートで覆われた後、男を乗せたとみられる捜査車両が現場を離れた。

 スーパーや男の自宅がある現場周辺は商業施設も多い住宅地。近くの女性(83)は「パトカーのサイレンで外に出ると、近所の人に『包丁を持った男がいて危ないから家にいるように』と言われた。目と鼻の先で物騒な事件が起きてびっくりしている」と興奮気味に話した。

【 2018年11月17日 08時50分 】

ニュース写真

  • 女性が刺されたイズミヤ高野店(京都市左京区)
  • 容疑者とみられる男の身柄を確保し、捜査車両に乗せる捜査員ら(16日午後3時20分ごろ、京都市左京区一乗寺赤ノ宮町=読者提供)
京都新聞デジタル版のご案内

    地域の政治・社会ニュース

    全国の政治・社会ニュース