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観光客増で中止の桜ライトアップ復活へ 京都、宿泊税で警備強化

白川沿いで夜空に浮かび上がる桜のライトアップ(2006年3月31日撮影、東山区・白川南通)
白川沿いで夜空に浮かび上がる桜のライトアップ(2006年3月31日撮影、東山区・白川南通)

 観光客の増加で安全確保が難しくなり、中止が続いていた「祇園白川さくらライトアップ」が、来春に3年ぶりに再開する。京都市東山区の白川沿いを中心に桜や京町家が連なる街並みを来年3月29日から10日間ライトアップする。地元店舗などの協賛に加え、10月から徴収が始まった宿泊税を財源とする京都市の補助金を生かし、警備態勢を強化する。

 ライトアップは1990年に始まり、2006年からは地元住民らがつくる実行委員会が地元店舗や京都商工会議所、京都仏教会の支援を受けて開催してきた。一帯は茶屋町として国の重要伝統的建造物群保存地区に指定されており、趣ある街並みや白川の流れと桜の彩りが人気を集めてきた。

 開催当初は地域住民を中心に親しまれていたが、年々観光客が増え、近年は外国人観光客の来場者も急増。直近の16年には30万人ほどが訪れるなど混雑が激化していた。ピーク時には白川南通が人で埋まるほどで、交差点での車との接触などの危険性が指摘されていた。28回目となる来春は、京都市の補助金も得て警備員を増員するなど態勢を強化して臨む。

 会場の白川南通は、損傷により一部がアスファルトとなっていた石畳が今年1月に一新された。来年3月には白川に架かる地域の象徴の巽橋も傷んでいた高欄が補修される。実行委は「地域の景観も生まれ変わるこの機会に、ライトアップを通して祇園の魅力を改めて発信したい」と意気込んでいる。宿泊税の活用で再生されたイベントとしても注目されそう。

 ライトアップは3月29日~4月7日の午後6時~10時。

【 2018年11月21日 09時31分 】

ニュース写真

  • 白川沿いで夜空に浮かび上がる桜のライトアップ(2006年3月31日撮影、東山区・白川南通)
  • 祇園白川さくらライトアップ会場
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