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紅葉名所、台風被害今も 土砂崩れや倒木、リフト停止も

台風24号の影響で斜面部分が崩落した伊吹山ドライブウェイ(米原市藤川)
台風24号の影響で斜面部分が崩落した伊吹山ドライブウェイ(米原市藤川)

 紅葉の時季を迎えた滋賀県の湖北地域の観光地や観光施設が、8月から9月にかけての台風の被害に頭を悩ませている。営業中止に追い込まれた施設もあり、関係者から残念がる声が出ている。

 例年、紅葉を楽しむ観光客でにぎわう伊吹山の有料道路「伊吹山ドライブウェイ」(米原市・岐阜県関ケ原町、全長17キロメートル)は、9月末の台風24号による影響で斜面部分が崩壊した。復旧工事は11月末までに完了する見込みだが、運営会社の日本自動車道(岐阜県関ケ原町)は今季の営業再開を断念した。石井英介社長(68)は「仮復旧での再開も検討したが、安全を最優先した。来春に向けて全線の総点検を徹底している」と話す。

 紅葉の名所として知られる長浜市木之本町古橋の鶏足寺(旧飯福寺)では、遊歩道周辺のスギが折れて散乱したままだ。「古橋・石道地区紅葉対策実行委員会」の大山考一さん(69)によると、台風21、24号による強風で、境内の約30本が倒れたという。モミジには目立った被害はなかったが、スギの倒木が遊歩道をふさいだため、住民約100人が遊歩道脇にとりあえず撤去した。大山さんは「見苦しい風景が残ったのは残念」と話す。

 奥琵琶湖や余呉湖の紅葉を一望できる長浜市木之本町の賤ケ岳(標高421メートル)では、麓と頂上付近を結ぶリフトが止まったままだ。運営する近江鉄道(彦根市)によると、3月下旬に発生した土砂崩れの復旧作業が台風による影響で長引いているという。登山道沿いにはスギの倒木が目立つ。登山道を案内する奥びわ湖ボランティアガイド協会の伊藤源一郎さん(80)は「リフトに乗るつもりで来たが、結果として徒歩で登る人も多い」と語る。

【 2018年11月24日 09時10分 】

ニュース写真

  • 台風24号の影響で斜面部分が崩落した伊吹山ドライブウェイ(米原市藤川)
  • 台風の影響などで止まったままの賤ケ岳リフト。強風で倒れた倒木が残る(長浜市木之本町大音)
  • 台風によるスギの倒木が残る鶏足寺遊歩道周辺(長浜市木之本町古橋)
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