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スプレー缶処理、問い合わせ相次ぐ 市町村で対応に違い

中身の残るカセットボンベやライターがごみに混ざり、火災が起きた収集車(5月24日、京都府宇治市伊勢田町)=宇治市提供
中身の残るカセットボンベやライターがごみに混ざり、火災が起きた収集車(5月24日、京都府宇治市伊勢田町)=宇治市提供

 スプレー缶のガスが原因とみられる札幌市での爆発事故を受け、京都府宇治市など山城地域の自治体に、ごみ出しや処理方法について住民から問い合わせが相次いでいる。スプレー缶の穴開けや使い切りは、自治体で対応が異なる。「使い切り」をルールとする宇治市で、中身が残ったスプレー缶などがごみ収集車に混入した火災事故もたびたび起きており、担当者は「冬場はカセットボンベの使用も増える。ごみ出しルールを守ってほしい」と呼び掛けている。

 16日の札幌市での爆発事故以降、宇治市に使用済みスプレー缶のごみ出しに関する問い合わせが約50件あった。宇治市は、スプレー缶の中身を使い切った上で、他のごみとは混ぜず、透明や半透明の袋に入れて出すことを求める。市は2001年、市民の安全を考慮し、缶に穴を開けないよう変更した。中身が残っている場合は原則回収しない。

 だが、分別の不徹底が招いたごみ収集車の火災事故が毎年発生、今年は5件あった。ガスの残ったカセットボンベやライターなどが同じ日に回収する「燃えないごみ」に混入していたとみられる。けが人はなかったが、作業員や消防署員が消火や処理に追われた。過去に収集車が廃車になったケースもある。市ごみ減量推進課は今後、広報紙で改めて分別徹底を呼び掛ける。

 精華町は今回の爆発事故を受け、スプレー缶などの出し方やガスを抜く方法をまとめたお知らせを市ホームページの「新着情報」に掲載した。

 同町や八幡市、城陽市、久御山町、井手町、宇治田原町、南山城村は、スプレー缶に穴を開ける必要はない。久御山町や八幡市は中身が残っていても回収している。城陽市は、中身が入っている場合、その旨の張り紙をしてもらい、他のごみと別に積む。

 一方、スプレー缶に穴を開けて出すよう決めているのは京田辺市、笠置町、和束町、木津川市。ただ、京田辺市清掃衛生課は「穴を開けてなくても回収しているのが実態。今回の爆発事故を受け、住民の安全も考えると、穴を開けないよう変える可能性はある」とする。

【 2018年12月19日 10時20分 】

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