出版案内
福祉事業団
京都新聞AR

野洲川改修の歴史、紙芝居で 滋賀、地元住民ら制作

「野洲川改修の歴史を若い世代に知ってほしい」と完成間近の紙芝居を示す若者たち(滋賀県守山市洲本町・北公民館)
「野洲川改修の歴史を若い世代に知ってほしい」と完成間近の紙芝居を示す若者たち(滋賀県守山市洲本町・北公民館)

 1979年の改修から今年で通水40年を迎える現在の野洲川の歴史を紹介する紙芝居を、滋賀県守山市の幅広い世代の住民らが作っている。「暴れ川」として知られた旧野洲川の改修のきっかけとなった台風被害や、住民による改修反対運動などを伝える内容で、26日に開かれる40周年記念の催しで初披露する。

 近江守山ライオンズクラブで記念事業を担当する服部将則さん(51)=梅田町=が「地域の歴史を若い世代にも知ってもらいたい」と、10~30代でつくる「もりやま青年団」に制作を呼び掛けた。野洲川改修に翻弄(ほんろう)された流域住民の姿を描いた「野洲川物語」(田村喜子著)を下敷きに、昨年11月から服部さんが脚本を書き、青年団メンバーが絵を描いた。監修は、同市在住の児童文学作家今関信子さんに依頼した。

 紙芝居は「野洲川改修物語」と題し、縦約30センチ横約40センチの紙で24枚分。53年9月の台風13号に伴う被害で改修の機運が高まり、14年後の着工を経て、79年6月の通水までを紹介する。53年の台風で堤防が決壊し、住宅が濁流にのみ込まれる様子や、集団移転に反対する住民が改修工事を止めようと地面に寝転ぶ姿などを描く。着工後に縄文-平安時代の複合遺跡「服部遺跡」が周辺で出土した場面もある。

 26日に守山市民ホール(同市三宅町)で同ライオンズクラブが開くイベント「野洲川改修物語」で、同青年団が上演する。また住民と元市職員が登壇し、改修を振り返る。午前10時と午後1時半からで、どちらも同じ内容。入場無料。

 同青年団の川松有美副団長(24)は「水害のない現在の野洲川があるのは当時の人の努力があったからこそ。若い世代にも伝えたい」と話している。

【 2019年01月24日 13時30分 】

ニュース写真

  • 「野洲川改修の歴史を若い世代に知ってほしい」と完成間近の紙芝居を示す若者たち(滋賀県守山市洲本町・北公民館)
京都新聞デジタル版のご案内

    地域の政治・社会ニュース

    全国の政治・社会ニュース