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ひきこもりの再出発「仕事することで自信」 支援者が語る方策

ひきこもりの人やアルコール依存症者への支援に携わった経験を語る黒川さん(中央)と田辺さん(右)=宇治市宇治・パルティール京都
ひきこもりの人やアルコール依存症者への支援に携わった経験を語る黒川さん(中央)と田辺さん(右)=宇治市宇治・パルティール京都

 京都府宇治市の新春福祉のつどいが26日、同市宇治のパルティール京都で開かれた。「宇治から始める地域共生社会」をテーマにパネル討論があり、ひきこもりの青年やアルコール依存症者の家族らの支援に関わる関係者が、当事者やその身内が社会から孤立していく問題と、その中で希望を見いだす方策について思いを述べた。

 パネル討論では、不登校生徒らの親の会として活動を始めた「青年の社会参加を応援する会 実のり」の黒川美知子さんが、ひきこもったまま年齢を重ねていく人に対して調査も支援もなく、社会から見えない存在になっていくと指摘した。

 現在は30代や40代のひきこもりの人に在宅の仕事などを用意して再出発を後押ししており、「仕事をすることが自信につながる」と話した。一方、「仕事探しが困難。社会の受け皿として、地域から仕事をいただけたら」と協力を呼び掛けた。

 27日に発足大会を開く「京都府断酒平安会家族会『みやび』」事務局の田辺暢也さんは、アルコール依存症の一例として、「子どもの貯金箱からお金を抜いてまで、今の一滴を手に入れようとする」と自分の意志では行動を抑えられなくなる恐ろしさを説明。しかし、周囲からは「酒をやめたらいいだけ」と思われがちで、疲弊する家族にも理解が得られない難しさを訴えた。

【 2019年01月27日 11時34分 】

ニュース写真

  • ひきこもりの人やアルコール依存症者への支援に携わった経験を語る黒川さん(中央)と田辺さん(右)=宇治市宇治・パルティール京都
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