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踊る煩悩3匹退散 京都・廬山寺で追儺式鬼法楽

たいまつや剣などを振りかざし舞台を歩く鬼たち(3日午後3時30分、京都市上京区・廬山寺)
たいまつや剣などを振りかざし舞台を歩く鬼たち(3日午後3時30分、京都市上京区・廬山寺)

 節分の3日、京都市上京区の廬山寺で厄よけを祈る法要「追儺(ついな)式鬼法楽」があった。欲深さと怒り、愚かさという人間の煩悩を象徴する鬼3匹が法力によって退散させられる様を、雨の降るなか集まった参拝者たちが熱心に見守った。

 同行事は約千年前、護摩供を営んだ同寺の開祖・元三(がんざん)大師良源が、修法を妨げようとした鬼を法力で追い払ったという故事にちなむ。「鬼おどり」の名で知られ、節分の恒例行事として親しまれている。

 午後3時すぎ、元三大師堂で護摩がたかれて祈願が始まった。太鼓とほら貝が響き渡るとたいまつと剣を掲げた赤鬼、おのを持つ青鬼、つちをかついだ黒鬼が大師堂前の特設舞台をのっしのっしと歩いて登場した。腰を低くした赤鬼がたいまつを振ると、舞台近くにいた親子が思わずのけぞる場面もあり、参拝者は迫力ある所作を撮影していた。

 鬼たちは大師堂に入って護摩を邪魔しようとしたが、法力でだんだんと弱って、苦しそうにもがきながら退散していった。その後、福娘らによる豆まきが行われ、参拝者が豆や餅を求めて手を伸ばしていた。

【 2019年02月04日 08時57分 】

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