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筧千佐子被告の精神鑑定焦点 連続青酸死、重度認知症主張へ

筧千佐子被告の人間関係と判決結果
筧千佐子被告の人間関係と判決結果

 京都府向日市や大阪府の高齢男性4人に青酸化合物を服用させたとされる連続殺人事件で、3件の殺人罪と1件の強盗殺人未遂罪に問われ、2017年11月に京都地裁で死刑判決を受けた筧千佐子被告(72)の控訴審が3月1日、大阪高裁で始まる。一審で弁護側は「認知症で責任能力がない」と無罪を主張したが、判決は完全責任能力を認定。控訴審に向け弁護側は、重度の認知症で訴訟能力がないとして高裁に精神鑑定を求めており、鑑定が認められるかどうかが焦点だ。

 結婚相談所で知り合った高齢男性と結婚や交際を繰り返して遺産を相続し、「後妻業」という言葉とともに社会に衝撃を与えた事件。一審では、認知症による訴訟能力の有無▽青酸による毒殺か▽供述の信用性-などが主に争われた。

 約4カ月半という当時全国で2番目の長さとなった裁判員裁判の判決で、京都地裁は「計画的で一貫した行動を取っており、完全責任能力がある」と弁護側の訴えを退けた。判決によると、07年から13年にかけ、夫の筧勇夫さん=当時(75)、向日市=ら男性3人に青酸化合物を飲ませて殺害し、07年には4千万円の返済を免れる目的で知人の末広利明さん=当時(77)、神戸市=を青酸化合物で殺害しようとした。

 控訴審に向け、弁護側は改めて被告の精神鑑定を請求。訴訟能力や死刑制度の合憲性についての意見書を提出し、無罪を訴える予定だ。

【 2019年02月28日 16時13分 】

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