出版案内
福祉事業団
京都新聞AR

最低賃金未満で長時間労働、ベトナム人実習生和解 京都地裁

和解を受け、思いを語るベトナム人技能実習生の女性(中央)=京都市中京区・京都弁護士会館
和解を受け、思いを語るベトナム人技能実習生の女性(中央)=京都市中京区・京都弁護士会館

 京都府福知山市の縫製加工会社で働いていたベトナム人技能実習生の女性(39)が最低賃金未満で長時間働かされたとして、未払い賃金250万円と慰謝料など110万円を同社に求めた労働審判の和解が10日、京都地裁で成立した。

 審判の申立書などによると、女性の基本給は6万円で、おおむね1日約5時間、時給400円で残業させられた。会社側はパスポートを取り上げ、貯金を強制して通帳を預かっていた、としていた。和解条項に守秘義務が盛り込まれており、和解内容は明らかにならなかったが、女性の代理人の塩見卓也弁護士は「いい形で早期解決できて良かった。救済につながる」と評価した。

 女性は労働組合「きょうとユニオン」(京都市南区)の支援を受け、3月に審判を申し立てた。和解を受けて市内で会見し「満足している。過酷な労働環境で働かされている技能実習生はあきらめないで、恐れないで自分の権利を守る方法を探してほしい。助けてくれる人はいる」と話した。

【 2019年05月11日 07時30分 】

ニュース写真

  • 和解を受け、思いを語るベトナム人技能実習生の女性(中央)=京都市中京区・京都弁護士会館
岸田繁 交響曲第一番・第二番 連続演奏会 2019.10.5

    地域の政治・社会ニュース

    全国の政治・社会ニュース