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滋賀・湖南市前部長、官製談合防止法違反疑いで逮捕

滋賀県湖南市役所
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 滋賀県警捜査2課は13日、滋賀県湖南市教育委員会発注の市立小学校関連工事で入札情報を漏らしたとして、官製談合防止法違反などの疑いで、同市の前建設経済部長望月敬吾容疑者(61)=同市正福寺=を逮捕した。また、この情報を得て落札したとして、公契約関係競売入札妨害容疑で同市針の管工事会社「奥村設備」の代表取締役の男(72)=同市針=と同社社員の男(49)=同市正福寺=も逮捕した。

 逮捕容疑は、共謀し、4月4日に行われた市立菩提寺北小学校(同市菩提寺)空調設備整備工事の一般競争入札で、市が算定したおおむねの設計金額を、非公開にもかかわらず、望月容疑者が社員に教えて同社に落札させ、公正な入札を妨害した疑い。県警は3容疑者の認否を明らかにしていない。

 捜査2課によると、同工事の入札は16社が参加し、奥村設備が7550万円で落札した。最低制限価格は7318万2千円だった。市は設計金額から最低制限価格を算出する方法を公表している、という。

 同課の説明では、同工事の所管は同市教委だが、望月容疑者は、同市全体の入札に関することを検討する建設工事等契約審査会の委員で、設計金額を知る立場だった。望月容疑者は、3月末に定年退職するまで同委員を務め、4月1日に人権擁護課主幹として再任用された、という。

 湖南市の谷畑英吾市長は「これまで公正透明な入札手続きに努めてきただけに残念でならない。市民にご心配をおかけし、おわび申し上げる」などとコメントを出した。前部長逮捕の発表を受け、同市役所では幹部らが対応に追われた。

【 2019年05月13日 22時45分 】

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