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「シルフィード号」最後の運行 京都北部-東京間唯一の路線バス

JR東舞鶴駅前に到着した、下り最終便から下車する利用客(13日午前7時ごろ、舞鶴市浜町)
JR東舞鶴駅前に到着した、下り最終便から下車する利用客(13日午前7時ごろ、舞鶴市浜町)

 京都府北部や丹波と東京を結ぶ高速夜行バス「シルフィード号」が13日、最終運行を終えた。舞鶴や綾部、亀岡からは東京を直通で結ぶ唯一の路線バスだっただけに、乗客たちが名残を惜しんだ。

 京都交通と京浜急行バス(東京)が1991年8月に共同運行を始めた。午後9時台に舞鶴を出発し、綾部、福知山、亀岡を経由して品川バスターミナル(BT)に翌朝午前6時半に到着する上り便と、午後10時台に品川BTを出発し、亀岡、福知山、綾部を経由し、翌日午前7時台に舞鶴に到着する下り便が毎日運行されてきた。

 多客期は満席になるなど人気もあったが、乗務員不足の深刻化で京浜急行バスから運行休止の申し出を受けた。京都交通単独での運行も検討したが、新たな乗務員の採用が難しく、休止を決めた。

 12日午後9時20分ごろ、JR東舞鶴駅前から出発した便には数人が乗車。バスを記念撮影する人の姿もみられた。13日午前7時ごろに到着した便では、乗務員が下車した一人一人に感謝の言葉を述べていた。

 東京都杉並区のカウンセラー山際洋一さん(55)は「最終便に合わせ、舞鶴の実家への帰省を決めた。運行当初から使っていたので残念。繁忙期には週数回だけでも運行してほしい」と話した。

【 2019年05月14日 12時02分 】

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