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42人死亡の信楽高原鉄道事故28年 滋賀、慰霊碑前で追悼法要

事故発生から28年を迎えて営まれた追悼法要(14日午前10時37分、甲賀市信楽町黄瀬)
事故発生から28年を迎えて営まれた追悼法要(14日午前10時37分、甲賀市信楽町黄瀬)

 信楽高原鉄道(SKR)とJR西日本の列車が正面衝突し、42人が亡くなった事故から28年を迎えた14日、犠牲者の追悼法要が滋賀県甲賀市信楽町黄瀬の事故現場脇にある慰霊碑前で営まれた。遺族や鉄道事業者ら約70人が参列し、犠牲者の冥福を祈り、悲劇を繰り返さないことを誓った。

 法要は午前10時半に始まった。参列者全員が黙とうした後、遺族や両社社長、三日月大造滋賀県知事らが献花した。読経が流れ、参列した人たちが手を合わせる中、列車が警笛を鳴らして走った。

 SKRの正木仙治郎社長は「時は経ても二度と事故を起こさない取り組みこそが亡くなった方やご遺族に報いる唯一の道。地域に貢献できるよう、さらに努力を重ねていく」と述べた。遺族らが立ち上げ、6月に解散する鉄道安全推進会議(TASK)の功績も紹介した。

 JR西の来島達夫社長も遺族が鉄道安全に尽力したことを強調し「重大な事故を二度と発生させないよう組織全体で安全最優先の風土を築く」と話した。

 法要にはTASKの関係者も参列した。

 事故は1991年5月14日、SKRの普通列車と、同町での「世界陶芸祭」の開催に合わせてSKRの線路に乗り入れたJR西の臨時列車が正面衝突し、乗客ら42人が死亡、600人以上が負傷した。

【 2019年05月14日 12時26分 】

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