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市幹部の審査会で設計価格知り漏えいか 滋賀・湖南の官製談合

記者会見で謝罪する谷畑市長(左)と幹部職員=14日午後3時35分、湖南市中央1丁目・市役所東庁舎
記者会見で謝罪する谷畑市長(左)と幹部職員=14日午後3時35分、湖南市中央1丁目・市役所東庁舎

 滋賀県湖南市立小学校の空調設備関連工事の入札を巡る官製談合事件で、滋賀県警捜査2課に官製談合防止法違反容疑などで逮捕された同市前建設産業部長、望月敬吾容疑者(61)=同市正福寺=が、市が算定した非公開の設計価格を知ったのは1月下旬の可能性が高いことが14日、同市への取材で分かった。捜査2課は、4月4日の入札までに情報の漏えいがあったとみて調べを進める。

 市が14日開いた記者会見の説明では、同工事の設計価格は1月4~21日に決まり、21日に望月容疑者ら幹部職員7人が参加する市建設契約等審査会で提示された。望月容疑者は、ここで設計価格を知ったとみられるという。市は設計価格からおおむねの最低制限価格を算出する手法を公表している。

 市によると、同工事を落札した管工事会社「奥村設備」は14日までの過去3年間で、同市の入札に45回参加し、12回落札したという。一方、市は、望月容疑者と、公契約関係競売入札妨害容疑で逮捕された同社代表取締役の男(72)=同市針=、社員の男(49)=同市正福寺=の両容疑者との接触は把握していない、とした。

 谷畑英吾市長は会見で謝罪し、今後、臨時の第三者入札等監視委員会を開き、原因究明や再発防止に取り組む意向を示した。

 捜査2課は14日、市東庁舎(同市中央1丁目)と西庁舎(同市石部中央1丁目)など4カ所を捜索し、工事関係の書類など388点を押収した。また、官製談合防止法違反容疑などで望月容疑者を、公契約関係競売入札妨害容疑で代表取締役と社員の両容疑者を送検した。

【 2019年05月14日 21時20分 】

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