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黒崎彰氏が死去 木版画家で国際的活躍、京都精華大名誉教授

 国際的に活躍した木版画家で京都精華大名誉教授の黒崎彰(くろさき・あきら)氏が14日午後5時19分、肺炎のため京都市上京区の病院で死去した。82歳。中国・大連生まれ。自宅は京都市右京区京北下弓削町。葬儀は家族で済ませた。喪主は妻モニカさん。お別れ会は後日行う。

 戦時中、大津に疎開し、京都工芸繊維大卒業後、木版画の道へ。浮世絵の伝統色を生かした現代感覚の版画を手掛けた。1972年第1回フィレンツェ国際版画ビエンナーレ金賞に輝き、国内外の版画コンクールで受賞を重ねた。近年は「万葉」「近江八景」シリーズにも取り組んだ。

 紙の造形「ペーパーワーク」など新ジャンルを開拓する傍ら、教育者として母校や京都精華大で後進を育成。昨年、版画の起源から未来まで見通す「世界版画全史」を出版するなど、創作と研究、教育、国際交流など幅広く活動した。2008年瑞宝中綬章を受章。京都府文化賞特別功労賞、京都市文化功労者などを受けた。

【 2019年05月17日 08時00分 】

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