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常勤医師不足、貸付金2億円超も未返還 滋賀、市民病院の現状

野洲市役所
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 滋賀県野洲市は21日、市議会市民病院整備事業特別委員会で、7月1日からの野洲病院の市営化に向けた現状を報告した。現在21人いる常勤医師が19人しか確保できず、非常勤医師で補う方針であることや、野洲病院への貸付残高約2億2500万円が返還されず、債務を免除する可能性があることなどを明らかにした。21年開院予定の新病院整備費については5億円増額する見通しを示した。

 野洲病院では常勤医師21人のうち6月までに2人が退職するため7月以降は19人となる。市は当初22人の雇用を想定していたが、「現状の野洲病院を下回らないような体制を整える」として非常勤医師2人を雇い、21人を確保する予定であることを示した。医師確保対策補助金として約1500万円を6月議会に提案する一般会計補正予算案に盛り込む。

 旧野洲町が経営資金として85~87年に貸し付けた計9億円に関しては、未返還の残高が約2億2500万円あるが、民間の金融機関からの短期借入金約2億5千万円の返済を優先するため、市への債務を免除する可能性を検討していく。

 21年にJR野洲駅前で開院予定の新病院整備費は、建設資材の高騰などで約110億円から5億円増える見込みを示した。新病院を巡っては6月中に実施設計を終え、秋ごろに建設工事業者の入札を行う見通し。

【 2019年05月22日 11時20分 】

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