出版案内
福祉事業団
京都新聞AR

「認知症利用者、混乱しないように…」ケアマネが無断で印鑑

 京都府八幡市社会福祉協議会のケアマネジャーが、介護サービス利用者114人分の印鑑を無断で用意し、本人や家族の許可無く使用していたことが23日、分かった。城陽市社協でも利用者5人分の印鑑を無断で用意、使用していた。いずれも書類に印鑑をもらい忘れたり、利用者本人が印鑑の管理が難しかったりした場合に押印していたという。

 介護保険法に基づく省令は、月1回、ケアマネが利用者を訪問して面接することや、介護サービスの内容や保険料などを示した計画書を説明し、同意を得なければならないと規定。同意を得た証しとして押印してもらっているという。

 八幡市社協では、10年ほど前からこうした運用が行われており、無断で用意した印鑑114人分(119本)を確認。93人分(97本)が使用されていた。

 城陽市社協でも印鑑5本を本人や家族の許可無く用意、使用していた。

 両市社協のケアマネは市などの聞き取りに対し「認知症の利用者の場合、再訪問すると混乱させてしまうことがある」「介護サービスの予定を記した利用票には必ず確認印が必要と思い込み、無断で押印していた」と説明しているという。今後、利用者に謝罪するとともに再発防止を徹底するとしている。

【 2019年05月24日 08時00分 】

京都新聞デジタル版のご案内

    地域の政治・社会ニュース

    全国の政治・社会ニュース