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滋賀県警の聴取中2人救急搬送 選挙違反の任意捜査で

滋賀県警本部(大津市)
滋賀県警本部(大津市)

 今春の滋賀県議選(4月7日投開票)での選挙違反を巡り、県警が立候補者の60代男性と選対関係者だった60代女性を任意で事情聴取中、2人が体調不良で救急搬送されていたことが5日、関係者への取材で分かった。男性は6時間にわたってほぼ休憩なしで聴取され、女性は発熱などを訴えたが取り調べを続けられたという。

 関係者によると、男性は4月8日午後5時ごろ、公選法違反容疑で県警に任意同行され、大津署で事情聴取を受けた。男性は、聴取前に、昼夕食を取っておらず、何度も水を飲ませてほしいと訴えたが、取調官は応じなかったという。

 男性は、休憩がないまま取り調べを受け、午後11時ごろ、胸の痛みなどを訴え救急車を要請した。その後、取調室で倒れ、同11時半ごろに救急車で大津市内の病院に搬送された。点滴を受けて翌9日未明に帰宅した、という。

 選対関係者の女性は8~11日に同署で任意の事情聴取を受けた。10日に発熱し、11日の聴取前に体調不良を訴えたが、女性は昼過ぎごろから事情聴取を受け、同日午後7時10分ごろに取調室から救急搬送された、という。

 県警は5月下旬までに、法定外の文書を配ったなどとして男性を公選法違反容疑で書類送検した。

 京都新聞の取材に対し、男性は「人の命や健康を度外視し、捜査に執着する姿勢は許せない」と話している。県警刑事企画課は「任意捜査であり、個別の事件にはコメントする立場にない」としている。

【 2019年06月06日 07時00分 】

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