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宇治「塔の島」河川改修が完了 国、10年かけ60億円で整備

改修の完成を祝った宇治川の塔の島地区。治水対策に加え、宇治川護岸を傾斜の緩やかな石積みにするなど景観にも配慮した(京都府宇治市宇治)
改修の完成を祝った宇治川の塔の島地区。治水対策に加え、宇治川護岸を傾斜の緩やかな石積みにするなど景観にも配慮した(京都府宇治市宇治)

 宇治川の塔の島地区(京都府宇治市宇治)の河川改修と、中州の府立宇治公園整備の完成式典がこのほど、同公園で開かれた。宇治川の治水対策の要で、周囲の自然や歴史的景観にも配慮。国や府などの関係者ら約300人が節目を盛大に祝った。

 同地区は過去、水害の被害や危険にさらされてきた。流下能力を高めるため、国土交通省淀川河川事務所は2009年度から10年間、約60億円をかけ、宇治川と派川の塔の川で河床を掘削し、護岸を整備。以前の約1・7倍の毎秒1500トンが流れるよう改修した。

 両岸には世界遺産の平等院と宇治上神社があり、景観に配慮。昭和以前の中州をイメージし、宇治川護岸を緩やかな石積みにし、橘島の下流部を切り下げて開放的で趣のある空間とした。

 府も16年度から約3億円をかけて公園を整備。石敷き舗装で歩きやすくし、トイレや照明灯も一新した。式典では西脇隆俊知事が「国土交通省には景観に徹底的に配慮いただき、治水安全度も格段に向上した。観光客や地域住民の憩いの場として末永く愛されてほしい」とあいさつし、宇治茶で乾杯した。

【 2019年06月10日 07時00分 】

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