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遺体は同居女性か 向日の死体遺棄事件、逮捕の市職員が車用意

女性の遺体が見つかったアパートを調べる京都府警の捜査員(11日午後5時、向日市上植野町薮ノ下)
女性の遺体が見つかったアパートを調べる京都府警の捜査員(11日午後5時、向日市上植野町薮ノ下)

 京都府向日市上植野町薮ノ下のアパート「寿荘」の駐車場で11日に粘着テープで巻かれた女性の遺体が見つかった事件で、京都府警向日町署は12日、死体遺棄の疑いで、現場近くにいたアパート住人の男(55)と向日市役所地域福祉課主査の男(29)=京都市西京区川島野田町=の2人を逮捕した。いずれも容疑を認め、「一緒に遺体を部屋から駐車場に運んだ」などと供述しているという。

 京都府警によると、死亡していたのは、男と同居していた40代の女性とみられる。遺体はビニールシートで覆われ、全体が粘着テープで巻かれていた。府警は女性の身元の特定を急ぐとともに、12日に司法解剖して死因を調べる。

 逮捕容疑は共謀し、11日午前11時20分ごろ、同アパート駐車場に女性の遺体を遺棄した疑い。

 府警の説明では、同日午前11時ごろ、近隣住民から「アパート2階の部屋で異臭がする」と110番があった。署員が駆け付けて部屋の中を確認しようとしたが、施錠されていて立ち入れなかった。このため現場をいったん離れ、約20分後、大家に立ち会いを求めた上で再びアパートを訪問したところ、駐車場で女性の遺体を見つけた。一度目の来訪時、この場所に遺体はなかったという。署員が近くにいた両容疑者に事情を尋ねると、2人は「関係ない」と話したという。

 主査の男は生活保護を取り扱う部署に在籍するケースワーカーで、受給者の男を担当していたという。

 府警によると、男は1階の居室で生活し、通報のあった2階の部屋は主査の男が借りていたという。遺体の発見時、駐車場には主査の男名義の車が止められていた。府警は、両容疑者が通報により遺体が発見されるのを恐れ、2階の部屋に隠していた遺体を車に載せて運び出そうとした可能性があるとみている。

【 2019年06月12日 11時04分 】

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