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逮捕の市職員、遺体発見前日に面会約束 京都・向日の死体遺棄

報道陣に囲まれ、向日町署を出る橋本容疑者を乗せた車(向日市上植野町)
報道陣に囲まれ、向日町署を出る橋本容疑者を乗せた車(向日市上植野町)

 京都府向日市上植野町薮ノ下のアパート「寿荘」の駐車場で11日に粘着テープで巻かれた女性の遺体が見つかった事件で、死体遺棄容疑で逮捕された住人の男(55)と向日市役所職員の男(29)が、遺体の見つかる前日に面会の約束をし、11日朝から同アパートで接触していたことが13日、関係者への取材で分かった。

■男から電話「相談がある」

 京都府警は同日、死体遺棄容疑で、両容疑者を送検した。

 関係者によると、市職員の男は生活保護を取り扱う部署に所属し、ケースワーカーとして受給者の住人の男を担当していた。市職員の男は遺体発見前日の10日、同僚に「(住人の男から)『相談がある』と電話があり、11日に面会する約束をした」と伝達していた。市職員の男は11日午前9時半ごろに職場からアパートに向かい、同11時45分、同僚に「警察から現場待機するよう言われている」「遺体に触った」などと連絡があったという。

 事件を巡っては、11日午前11時ごろ、近隣住民から「アパート2階の部屋で異臭がする」と110番があり、駆け付けた向日町署員がアパート駐車場で女性の遺体を見つけた。府警は12日未明、死体遺棄の疑いで、遺体の近くにいた2人を逮捕した。

 遺体は住人の男と同居していた40代女性とみられる。市職員の男が今月5日から借りているアパート2階の部屋で、業務用の大型冷蔵庫に入れて隠されていたが、発覚するのを恐れた両容疑者が市職員の男名義の車で運び出そうとしたとみられる。

 捜査関係者によると、市職員の男は普段、住人の男の言い付けで買い物をさせられるなどしていた形跡もあるという。府警は、遺体の隠蔽に協力させられた可能性もあるとみて、2人の関係性を慎重に捜査している。

【 2019年06月13日 15時00分 】

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