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観光公害とは

平日の午前でも観光客で混雑するバルセロナ市のランブラス通り(2019年5月22日)
平日の午前でも観光客で混雑するバルセロナ市のランブラス通り(2019年5月22日)

 「観光公害」とは、まちの許容量を超える観光客が訪れ、住民生活に影響を与える状況を指す。世界では「オーバーツーリズム」と呼ばれ、バルセロナをはじめ、オランダの首都アムステルダム、「水の都」で知られるイタリアのベネチアなど各都市が直面している。国連は2017年を「持続可能な観光の国際年」と定め、地球規模で対策の必要性を唱えた。

 国連は「国境を越えて観光する人は世界で1日300万人以上、毎年12億人」とみる。雇用創出や異文化理解といった果実をもたらす一方で、文化遺産や自然環境の破壊、不平等な労働環境といった課題を生んでいると指摘する。

 京都市では外国人宿泊客が300万人を超えた2015年ごろから、市バスなど交通の混雑、民泊宿泊客による騒音やごみなどが問題となり、ホテルを中心とした宿泊施設急増による不動産価格の高騰によって、次代を担う子育て世代が住宅を確保しにくくなり、企業のオフィス不足に拍車をかける事象を生んでいる。

【 2019年07月15日 23時29分 】

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