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「本当に悔しい」 京アニ「聖地」宇治などで悲しみの書き込み

「響け!ユーフォニアム」のキャラクターとともに、事件への思いが書かれたファン交流ノート(宇治市宇治・市観光センター)
「響け!ユーフォニアム」のキャラクターとともに、事件への思いが書かれたファン交流ノート(宇治市宇治・市観光センター)

 本当に本当に悔しい―。宇治を舞台にした京都アニメーションの作品「響け!ユーフォニアム」のファン向けとして、京都府宇治市観光センター(同市宇治)に置かれている交流ノートには、事件後、書き込みが相次いでいる。追悼、絶望、祈り…。ファンたちが、張り裂けそうな思いを文章や絵で表現している。

 「響け―」のアニメ化に伴い、市観光協会は2015年、自由に記述できるノート「響け!みんなの交流楽譜(スコア)」を用意した。多くのファンが書き継ぎ、現在35冊目。ノートを置いた机と椅子は、アニメのモデルとされる同市の莵道高から借り、登場人物の等身大パネルとともに写真スポットにもなっている。

 事件後、訪れるファンが増え、ある人は「いてもたってもいられなくなり大阪から飛んで来ました」と記した。別のファンは、涙を流す登場キャラクターを描き、「どうして…どうしてこうなった?! くやしい…」としたためた。

 普段は作品の応援や聖地巡礼の感想など、ほほ笑ましい内容にあふれた交流ノート。「何故このノートが悔しいという思いで埋まらなければならないのか」と憤り、「沢山の元気をもらった京アニに、今度は私が元気をつける番です」とつづるファンも。

 京都アニメーションの作品でモデルとなった滋賀県内の「聖地」にも悲しみが広がった。

 人気アニメ「けいおん!」の舞台とされ、年間3万人が訪れる豊郷町の旧豊郷小では19日、献花台ができ、ファンとみられる女性らによる花束が置かれた。町職員大川尚輝さん(22)は「町の観光に貢献してもらった。こんなことになって残念。ご冥福を祈ります」と言葉少なに語った。

 また、日野町の旧鎌掛小は「中二病でも恋がしたい!」で主人公が通う高校のモデルで、アニメの場面を再現した教室もある。拠点にして活動する東近江市のNPO法人「蒲生野考現倶楽部(くらぶ)」の綾康典さん(60)は「ショックを受けたメンバーも多い。同社や被害者を支援するため、募金を呼び掛けたい」と話した。

【 2019年07月20日 08時30分 】

ニュース写真

  • 「響け!ユーフォニアム」のキャラクターとともに、事件への思いが書かれたファン交流ノート(宇治市宇治・市観光センター)
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