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京アニ本社や第2スタジオ周辺でも赤シャツ男の姿 住民が目撃

献花に訪れ、ハンカチを口に当てて涙ぐむ女性(21日午前11時55分、京都市伏見区)
献花に訪れ、ハンカチを口に当てて涙ぐむ女性(21日午前11時55分、京都市伏見区)

 京都市伏見区桃山町因幡のアニメ製作会社「京都アニメーション」の第1スタジオが18日に放火され、男女34人が死亡、34人が重軽傷を負った事件で、同社の本社や第2スタジオなど関連施設が点在する京都府宇治市木幡でも、青葉真司容疑者(41)に似た赤い半袖シャツの男が台車を押して歩いているのを住民に目撃されていたことが21日、分かった。京都府警は、青葉容疑者が一方的に同社への恨みを募らせ、本社など関連施設も下見をしていた可能性があるとみて捜査している。

 同社の本社はJR奈良線木幡駅のすぐ西側、第2スタジオは京阪宇治線木幡駅の近くにある。住民や捜査関係者などによると、青葉容疑者に似た男は木幡のJR線と京阪宇治線の線路近くで目撃されたという。

 捜査関係者によると、青葉容疑者は身柄を確保された際、赤色の半袖シャツを着用し、「小説を盗まれた。社長を呼べ」などと話していた。同社は一般から小説の応募を受け付けているが、八田英明社長は、青葉容疑者からの応募はなかったと説明。青葉容疑者は事件の数日前に京都に入ったとみられている。現場近くの公園などで寝泊まりしながら、事件前日までに付近のホームセンターでガソリン携行缶などを購入して襲撃の準備を進めた可能性があり、府警が足取りを調べている。

 一方、府警は21日、新たに死者13人の司法解剖を行い、死因は10人が焼死、2人が窒息死、1人が一酸化炭素中毒だったことを明らかにした。府警は20日、既に司法解剖が終了していた男女5人に対する殺人と現住建造物等放火などの疑いで、青葉容疑者の逮捕状を取った。青葉容疑者は大阪府内の病院で治療を受けており、容体の回復を待って逮捕する方針。

 八田社長は21日午前、本社前で報道陣に「従業員らにPTSD(心的外傷後ストレス障害)の症状がすごく大きく出ている。ご遺族への対応なども含めて(心のケアに)全力を挙げる」と話した。

【 2019年07月22日 07時00分 】

ニュース写真

  • 献花に訪れ、ハンカチを口に当てて涙ぐむ女性(21日午前11時55分、京都市伏見区)
  • 【地図】京都アニメーションの本社、第1スタジオ、第2スタジオの位置関係
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