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容疑者行動範囲「響け!ユーフォ」舞台と合致 京アニ放火殺人

京阪六地蔵駅に設置されていた「響け!ユーフォニアム」のパネル(2016年4月)
京阪六地蔵駅に設置されていた「響け!ユーフォニアム」のパネル(2016年4月)

 京都市伏見区桃山町因幡のアニメ製作会社「京都アニメーション」第1スタジオが放火され、男女35人が死亡、33人が重軽傷を負った事件で、殺人などの疑いで逮捕状が出ている青葉真司容疑者(41)が15日に京都入りして以降の行動範囲が、同社製作の人気アニメ「響け!ユーフォニアム」の舞台となった地域とほぼ合致していることが28日、捜査関係者への取材で分かった。主要舞台の宇治市内に加え、第1スタジオ近くの京阪六地蔵駅も「聖地」の一つで、京都府警捜査本部は、青葉容疑者が同アニメに関心を持ちながら、何らかの理由で一方的に恨みを募らせた可能性もあるとみて捜査している。

 「響け!-」は宇治が舞台のアニメ。青葉容疑者は同アニメの「聖地」とされる宇治市内の七つの地点を歩いていたことが、すでに京都新聞社が入手した防犯カメラの映像などから判明している。

 大手私鉄が主要駅などで配布していた「響け!-」を紹介するパンフレットには、宇治市や京都市伏見区にまたがる16カ所の「聖地」の地図が、アニメの登場シーンとともに紹介。範囲は京阪六地蔵駅周辺から、青葉容疑者の姿が確認されているJR宇治駅周辺までの南北約5キロで、容疑者の行動範囲とおおむね重なる。「聖地」の中には、両駅や宇治橋西詰、京阪黄檗駅周辺など、青葉容疑者の姿が防犯カメラ映像などで確認された場所も含まれる。

 府警は、さいたま市にある青葉容疑者の自宅から、同社がアニメ製作に関わった映像商品やスマートフォンなどを押収しており、動機を解明するため通信履歴を調べる。

 捜査関係者によると、青葉容疑者は15日に新幹線で京都に入り、16日はJR京都駅近くのインターネットカフェに滞在した後、JR宇治駅周辺に向かった。JRと京阪の電車や徒歩で広範囲を移動しており、事件前日の17日には同駅近くのホームセンターでガソリン携行缶や台車などを購入していた。15日と16日は京都市内のホテルに宿泊し、事件前日の17日は現場近くの公園で野宿したとみられる。

【 2019年07月29日 07時30分 】

ニュース写真

  • 京阪六地蔵駅に設置されていた「響け!ユーフォニアム」のパネル(2016年4月)
  • 青葉容疑者と見られる男の姿が確認できた主な場所
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