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「けいおん!」聖地、ファンら心寄せ合い 京アニ原画展示で追悼

犠牲者を悼んで貴重な原画や人形が並べられた店内と店長の水本さん(滋賀県豊郷町八目・「ルーチェ・カルマ」)
犠牲者を悼んで貴重な原画や人形が並べられた店内と店長の水本さん(滋賀県豊郷町八目・「ルーチェ・カルマ」)

 京都市伏見区の「京都アニメーション」第1スタジオの放火殺人事件を受け、滋賀県豊郷町の旧豊郷小を舞台にしたとされる「けいおん!」のファンが集まる同町八目の飲食店「ルーチェ・カルマ」が、事件の犠牲者を追悼する展示スペースを設けている。貴重なアニメ原画や人形などが並べられ、全国から多くの人が訪れている。

 近江鉄道豊郷駅前にある同店にファンが集まるようになったのは6年前。「けいおん!」の聖地として町を盛り上げてほしいとの町観光協会の要請で、水本周剛店長(47)がタペストリーやカーテンなど公式グッズの取り扱いを始めたのがきっかけだった。登場人物の誕生日にその人物の好物などを提供する食事パーティーも開くようになり、熱心なファンの間で知られる存在となった。

 展示スペースには、水本さんが追悼のメッセージと共に「けいおん!」のキャラクター人形約20体を並べて天然石や造花で飾り付けたほか、物語の中で使われているのと同じ種類のギターを置いた。利用客から数年前に寄贈されたという、主要人物5人それぞれの表情を鉛筆で描いた書き下ろし原画25枚も展示している。

 土日曜の20、21日には、豊郷小で献花した帰りのファンなど約80人が訪れ、悲しみを語り合う姿もみられたという。28日に訪れた県内の男性は「事件に対する悲しみはみんな同じだと思うが、こうしてファンが集まれる場所があってありがたい」と話した。

 自身もアニメ好きという水本さんは「作品によりたくさんの方々と語らう時間をいただけたことを心から喜んでおり、今回の事件は本当に心が痛む。店は今後もファンが安心して語り合える場所でありたい」と話している。土日曜・祝日のみ営業。午後2時半~5時半。同店0749(35)2287。

【 2019年07月30日 11時00分 】

ニュース写真

  • 犠牲者を悼んで貴重な原画や人形が並べられた店内と店長の水本さん(滋賀県豊郷町八目・「ルーチェ・カルマ」)
岸田繁 交響曲第一番・第二番 連続演奏会 2019.10.5

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