出版案内
福祉事業団
京都新聞AR

「けいおん!」の木上益治さんも犠牲に 京アニ放火事件

木上益治
木上益治

 2日に京都府警捜査本部が京都市伏見区の「京都アニメーション」第1スタジオの放火殺人事件の犠牲者35人のうち、10人の氏名を発表した中に、映画「けいおん!」原画や、テレビアニメ「響け!ユーフォニアム」のシーン演出など手掛けた木上益治さん(61)の名前もあった。手を抜かない仕事ぶりを背中で見せ、若いアニメーターを表現の高みへと導く「師匠」的存在だった。

 木上さんは、線画を動かし、そこに命を吹き込む「京アニの仕事」の基本を体現し、アニメならではの躍動感や疾走感あふれる動きの表現で知られる。ファンの間では名シーンとして語り継がれている、宇治が舞台のテレビアニメ「響け!ユーフォニアム」で主人公が涙を流しながら橋を走るシーンの演出を手掛けた。

 同社が初めて手掛けたオリジナル映画「ムント」では監督を務め、公開を前にした2009年4月に京都新聞社の取材に応じ、「じっくり向き合うことで、作り手が伝えたいことをストレートに打ち出せた」と手応えを語っていた。

 スタジオではベテランとして若い社員を引っ張り、同社がアニメーター志望者向けに開く「プロ養成塾」でも講師を務めていた。

【 2019年08月02日 16時14分 】

ニュース写真

  • 木上益治
岸田繁 交響曲第一番・第二番 連続演奏会 2019.10.5

    地域の政治・社会ニュース

    全国の政治・社会ニュース