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犠牲者公表に京アニのファン「覚悟していたが悲しい」

夕暮れが迫る献花台の前で手を合わせる男性(2日午後7時18分、京都市伏見区)
夕暮れが迫る献花台の前で手を合わせる男性(2日午後7時18分、京都市伏見区)

 京都アニメーションの放火殺人事件の犠牲者が明らかになった2日、京都市伏見区の現場は改めて深い悲しみに包まれた。

 中国から来日して献花台に水を供えた大学院生の男性(26)は、ベテランの木上益治さんが手掛けた「響け!ユーフォニアム」「CLANNAD」が好きで、作品を通じて日本語を覚えたという。「木上さんが描く人は笑顔が柔らかい。木上さんが描く人物から家族の大切さを教えてもらった」と話し、「覚悟はしていたが、とても悲しい。でも、私やファンの中でずっと生きている」と目を潤ませた。

 福岡市から献花に訪れた会社員の男性(30)は「日本のアニメは世界に誇れるもの。武本康弘監督が亡くなった事実は変えられないけど、日本中のアニメーターたちが『武本監督の分まで頑張りたい』という気持ちを持ってくれることが、一番の供養になる」と話した。

 大阪市のウェブデザイナーの男性(28)は、西屋太志さんの訃報を聞いて、花と自作のイラストを手向けに訪れた。「Free!」がきっかけで西屋さんのファンになった。「生命力を感じる絵に憧れた」。録画したアニメや画集を見ながら何度も西屋さんが手掛けた絵を模写したという。「私にとって先生のような存在で、父親を亡くした時と同じような気持ち。もうエンドロールに西屋さんの名前が見られないのがつらい」と声を振り絞った。

【 2019年08月03日 09時30分 】

ニュース写真

  • 夕暮れが迫る献花台の前で手を合わせる男性(2日午後7時18分、京都市伏見区)
岸田繁 交響曲第一番・第二番 連続演奏会 2019.10.5

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