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「本当に亡くなった…」献花 京アニ放火、犠牲者名公表から一夜

献花台のテントにつるされている風鈴。「京アニ」を応援するメッセージが書き添えられていた(3日午前10時47分、京都市伏見区)
献花台のテントにつるされている風鈴。「京アニ」を応援するメッセージが書き添えられていた(3日午前10時47分、京都市伏見区)

 京都市伏見区桃山町因幡のアニメ製作会社「京都アニメーション」第1スタジオが放火され、男女35人が死亡、33人が重軽傷を負った事件で、犠牲者のうち10人の氏名が公表されてから一夜明けた3日、現場には哀悼の意をささげるファンらが次々と訪れ、改めて奪われた命の重みをかみしめていた。

 「本当に亡くなられたんだと実感して、いたたまれない」。犠牲者として氏名が公表された監督の武本康弘さん(47)と作画監督の西屋太志さん(37)のファンという愛知県岡崎市の中学教諭の女性(38)は「昨日の発表を受けて、お礼の意味を込めて来た。仕事が大変な時、彼らの作品に助けてもらった。感謝しかない」と話した。

 横浜市神奈川区から訪れた看護師の女性(30)は「これまで発表されていた性別や年齢だけでは、事件に現実味がわかなかった。10人の氏名公表はファンにとって重たい出来事。ただ、名前がどうしても知りたいかというと、まずはご遺族の生活に配慮してほしい」と複雑な心境を打ち明けた。

 この日も午前から厳しい暑さとなり、現場近くの献花台には、訪れた人たちが花と共に水やお茶のペットボトルを供えた。東京都練馬区の男性(72)は「名前が分かろうと分かるまいと、35人の命が奪われた事実の重みに違いはない。悼む気持ちは変わらない」と汗をぬぐった。

【 2019年08月03日 17時00分 】

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  • 献花台のテントにつるされている風鈴。「京アニ」を応援するメッセージが書き添えられていた(3日午前10時47分、京都市伏見区)
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