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京アニ献花台を撤去 設置最終日、国内外のファンら夜まで列

献花台から荷台に積み込まれる供えられた花(25日午後10時36分、京都市伏見区)
献花台から荷台に積み込まれる供えられた花(25日午後10時36分、京都市伏見区)

 京都市伏見区桃山町因幡のアニメ製作会社「京都アニメーション」(京アニ)第1スタジオが放火され、男女35人が死亡、34人が重軽傷を負った事件で、献花台最終日の25日、夜遅くまでファンらが途切れずに訪れ、犠牲者を悼んだ。供えられた多くの花は同日夜、関係者に運び出された。

 献花台は追悼の場として7月20日に設置された。ファンや関係者が連日、花束や手作りの千羽鶴、風鈴を供えてきた。思いをつづるノートも置かれ、作品に感動をもらったことに感謝し、同社の復興を願うメッセージが寄せられた。

 最終日も犠牲者を悼む人が途切れず、台上は花束や「京アニ負けないで!」とつづった色紙、京アニ作品のイラストであふれた。

 人気作品の監督を務め、事件で犠牲になった武本康弘さん(47)と高校時代からの友人の介護福祉士の男性(47)=兵庫県赤穂市=は「人当たりがよく、優しかった。献花台の終わりに合わせ、けじめをつけるために来たけれども現実を受け入れられない」と悔しさをにじませた。

 埼玉県越谷市の大学3年の女性(21)は「最後なのは寂しいけれど、今後も募金などできることをしたい」と語った。福井県の会社員女性(37)は「クリエーターの方のためにも献花台が続けばいいという思いがある」と、別の形で追悼の場を設置することを望んだ。

 京アニは事件から1カ月が経過したことを節目に、献花台の設置を終了すると発表していた。同社はホームページ上で26日以降はスタジオ前や路上への献花は遠慮するよう呼び掛けている。

【 2019年08月25日 21時30分 】

ニュース写真

  • 献花台から荷台に積み込まれる供えられた花(25日午後10時36分、京都市伏見区)
岸田繁 交響曲第一番・第二番 連続演奏会 2019.10.5

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