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警官の立場悪用し1110万円詐取、罪認める 投資失敗で借金800万

京都府警本部
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 京都府警の警察官が金融機関から寄せられた特殊詐欺被害防止の緊急通報を悪用し、高齢男性から現金をだまし取ったとされる事件で、詐欺罪に問われた元巡査長(38)=懲戒免職=の初公判が9日、京都地裁(伊藤寿裁判長)で開かれた。被告は起訴内容を認めた上で「警察官としてやってはいけないことで、府民に大きな迷惑を掛けた」と述べた。

 起訴状によると、被告は伏見署砂川交番に勤務していた昨年11月10日、京都市伏見区で1人暮らしをする男性(78)が多額の資産を保有しながら生活保護を受給していたことを知り、「お金を持っていたら生活保護は受けられませんよね。お金を警察で預かり、受給について調べます」などとうそを言い、同月16日までに2回に分け、計1110万円を詐取したとしている。

 検察側は冒頭陳述で、被告は2015年から為替相場の上げ下げを予測する金融商品に投資。投資の損失や消費者金融からの借り入れなどで約800万円の借金を負っていたと指摘。昨年11月、金融機関から男性が高額出金しようとしているとの情報が府警に寄せられ、被告が被害者男性と接触し、損失の穴埋めのため、男性が自宅で保管していた現金や預金を詐取しようと考えたと説明した。

 事件を巡っては、全国で特殊詐欺被害の増加を受け、警察が金融機関と連携して被害防止対策を進める中で起きた。府警の植田秀人本部長は高橋被告の起訴を受け、7月に謝罪会見を開いた。

【 2019年09月09日 12時22分 】

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