京 都 新 聞 2008年(平成20年) 8月 10日 日曜日

  サンガ競り負け

京都サンガ−川崎 後半8分、相手DFをかわしゴール前に攻め上がるFWフェルナンジーニョ(右)
 サッカーJリーグ1部(J1)20節は9日、西京極陸上競技場ほかで9試合が行われ、京都サンガFCは1―2で川崎に敗れた。サンガは13位に後退した。サンガは前半終了間際に失点、後半立ち上がりに2点目を決められた。その後、攻撃に出たが同26分にフェルナンジーニョがFKを直接決めて1点を返すにとどまった。

 川崎は4位に浮上。鹿島が最下位の千葉に1―3で敗れたが、勝ち点35で首位を維持。浦和は柏と2―2で引き分け、2位は変わらないが勝ち点1差と迫った。名古屋はFC東京に0―1で敗れたが3位はキープ。清水と2―2で引き分けた大分が5位。G大阪は横浜Mに1―2で敗れて6位に下がった。神戸は磐田を1―0で下し、東京Vは新潟に4―0と快勝。大宮は札幌を2―1で破った。

【戦評】川崎2−1京都   サンガは前半終了間際と後半開始早々に失点を重ね、川崎に1−2で敗れた。

 前半44分、川崎のゴールキックからのボールをサンガDFが相手FWに競り負けて失点。後半2分にも、再びGKのキックから相手FWに展開されて2点目を与えた。その後、サンガは攻撃選手を投入して攻勢に出たが、フェルナンジーニョのFKによるゴールにとどまり、川崎を崩しきれなかった。

■突破力と完成度の差 歴然

 サンガが6試合ぶりの黒星を喫した。相手GKのキックから2失点。リーグ2位タイの得点力(19節終了時)を誇る川崎FWの破壊力にサンガ守備陣が屈した。加藤監督は「簡単に失点すると、組織的に守っていた努力が無駄になる。相当修正が必要だ」と普段以上に厳しい口調で語った。

 前半途中の雨で互いにミスが続く中、流れからの危険なシーンは何度も防いだ。0−0で前半を終えようとする44分、川崎のゴールキックにDF増嶋、DF大久保がFWに連続して競り負け、あっけなく失点。切り替えて臨むはずの後半2分、再びGKからのロングキックからFW3人に展開され、2失点目を許した。増嶋は「ロングボールに全員の意識がもっと必要だった」と反省。終盤や立ち上がりに失点する癖は治らない。

 2点差がつき、試合巧者の川崎はがっちり守って得意のカウンターを繰り出す。サンガの攻撃は中央突破、サイド攻撃ともはね返され、ゴールはフェルナンジーニョの直接FKのみ。失点を取り返そうと走り回ったが、決定機はゼロに終わった。

 DF角田は「川崎に圧倒された気はしないが、うまくやられた」。チームの完成度の差が出たようだ。順位はじわりと下がって13位。MF安藤は「ボール回しを相手ゴール近くでしないと好機が生まれない。飛び出しももっと必要」と前を向いた。

■準備不足を反省

 京都サンガFC・加藤監督「GKから一発で失点した。最終ラインの準備が足りなかった。前半終了間際にこんな形でリードされるとひっくり返すのは難しい。GKも含め準備や用心深さが不足していたのは反省が必要だ。取り返す意欲はあったが、2トップへのマークもきつかった」

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