京 都 新 聞 2010年(平成22年) 7月 19日 月曜日

 拙攻サンガ 最下位

サンガ―湘南 前半40分、相手DFに突破を阻まれるサンガのドゥトラ(右から2人目)=西京極

 Jリーグ1部(J1)第13節は18日、西京極陸上競技場ほかで残り3試合を行った。京都サンガFCは0―1で湘南に敗れ、最下位に転落した。

 G大阪は浦和に3―2で競り勝って勝ち点を18に伸ばした。G大阪は後半ロスタイムに2―2に追い付かれたが、試合終了間際にワールドカップ(W杯)南アフリカ大会日本代表の遠藤が決勝点を挙げた。

 広島は佐藤のゴールなどで横浜Mに3―0で快勝した。

【評】湘 南 1―0 京 都

 サンガは圧倒的にボールを支配しながら、後半立ち上がりの失点に泣いた。前半から主導権を握ったが、相手守備を崩すまでには至らず、決定的な好機をなかなかつくれなかった。後半1分には相手スローインから速攻を受け、阿部のゴールで先制を許した。その後はパワープレーに持ち込んで何度も相手ゴールに迫ったが、堅守にはね返された。

■連動無く、はや正念場

 開幕前に掲げたアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)出場権獲得という目標が、はるかに遠のく1敗となった。サンガは相手の守備を打ち破れず、湘南と入れ替わって最下位に転落。柳沢が無言で帰りのバスへと急ぐなど、重苦しいムードが漂った。

 シュート数は湘南の3本に対し、サンガは実に23本。だが、湘南の阿部は「遠くから打たれるシュートは怖くなかった」と振り返る。相手を恐れさせたシュートは、ほとんどなかった。

 湘南がカウンターに徹したため、サンガが攻める時間が長くなった。しかし、分厚い守備網に阻まれてペナルティーエリア内になかなか進入できず、ディエゴらのミドルシュートは枠を外してばかり。角田は「打つこと自体は悪くないが、もう少し得点の可能性を感じさせるシュートを打たなければ」と悔しがる。

 守備を崩し切る連係も少なかった。誰かが相手守備を引きつけ、できたスペースに後方の選手が飛び込むなど、何人もが連動する動きが、もっとほしかった。

 5月5日の第10節以来、今季2度目の最下位。まだ折り返し点にさえ来ていない段階で、早くも正念場を迎えた。加藤監督は「状況を悲観しても何も変わらない。本当の実力を付けるために天から与えられた試練と思い、頑張りたい」と、自分に言い聞かせるように話した。

■はい上がる

 京都サンガ・加藤監督「サポーターの期待に応えられず申し訳ない。最下位という事実は受け止めたいが、内容的に恥ずかしい試合はしておらず、ここから歯を食いしばってはい上がりたい」

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