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琵琶湖漕艇場、景観規制除外で改築へ 大津

琵琶湖と道路に挟まれた狭い土地に立つ琵琶湖漕艇場の管理棟(大津市玉野浦)
琵琶湖と道路に挟まれた狭い土地に立つ琵琶湖漕艇場の管理棟(大津市玉野浦)

 建築から46年を経過し老朽化が著しい一方で、大津市の景観規制で改築が困難になっていた滋賀県立琵琶湖漕艇場(同市玉野浦)の管理棟や艇庫について、県は15日、内部の改修から新たに建て直す方針に変更する考えを示した。市の景観計画の改定で、湖上スポーツの建築物が規制から除外される可能性が高まったため。湖岸の景観保護とお家芸競技の拠点整備は両立するか。

 県議会の県民生活・土木交通委員会で報告した。県によると、同漕艇場は湖岸から道路まで幅20メートルほどの狭い土地に管理棟などが建っている。しかし、市が2006年に策定した景観計画で「琵琶湖から10メートル後退し、湖岸道路からも2メートル後退させる」という規制ができ、建て替えることが事実上困難になっていた。

 一方、市の総合計画や観光交流基本計画では、湖上スポーツを含むスポーツ観光の推進が盛り込まれている。景観計画の規制についても「湖岸におけるウォータースポーツ(ボート、カヌー競技など動力を伴わない湖上スポーツ)のための建築物」で景観上支障がないものについては、適用が除外されるという趣旨の改定案が示された。市によると、年明けにも改定案についてのパブリックコメントを集め、景観審議会に諮るという。

 ただ、現在の1000メートルから、国際大会の規格となる2000メートルのコースを設けてほしいという競技団体が強く要望する件について、県は「現時点で2000メートルを整備するのは現実的でない」とした。

 県ボート協会の奥村功会長は「建て替えはありがたく、お家芸の競技で日本一を目指す選手が増えるだろう」と喜び、「2000メートルコースを引き続き検討してほしい」としている。

【 2017年12月15日 23時06分 】

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