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白票水増し、再発防止へ全員リハを 滋賀の第三者委提案

 滋賀県甲賀市選挙管理委員会の幹部職員らが昨年10月の衆院選小選挙区の開票作業で白票を水増しした問題を受け、市選管は11日、再発防止策を議論する第三者委員会の第3回会合を開いた。6月の知事選に向けた事務改善策を盛り込んだ同委の中間報告素案が示された。

 素案は、これまでの会合での意見をまとめ、選管事務局が作った。前回衆院選の開票について「選挙事務に従事した職員に『頼まれ仕事』の意識があった」「マニュアルに明記していない事項で職員の経験に頼る部分があった」と分析。変更点として、係ごとに色分けしたベストの着用▽事務従事者全員のリハーサル実施▽未使用票の管理の徹底▽投票箱ごとに票取り出し作業の担当者選定▽開票開始を15~30分遅らせ投票箱確認などの時間確保-など13項目を挙げた。さらに修正を加え、5月中にも同委の中間報告として松山仁市選管委員長に提言する。

 事務局が新たに作成した、投票者数と開票数に差異が出た場合の対応策を具体的に記した「危機管理対応マニュアル」や、投開票事務のミス事例集の素案も発表された。会合後、第三者委の小島勇人委員長は「新たなマニュアルを事務の現場でどう生かすか考えてほしい」と話した。次回は8月に、知事選事務の検証などを行う。

【 2018年05月11日 23時50分 】

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