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人気登山道、倒木で遭難多発 大津の蓬莱山、通行止めに

数百メートルにわたって倒木が折り重なり、荒廃した登山道(5月、大津市木戸の金毘羅峠コース)
数百メートルにわたって倒木が折り重なり、荒廃した登山道(5月、大津市木戸の金毘羅峠コース)

 京都・滋賀の登山者に人気が高い比良山系の蓬莱山(大津市、1174メートル)で、昨年10月に発生した台風21号の被害により登山道が倒木で覆われ、遭難が相次いでいる。台風被害以降、道に迷ったり、負傷したりする案件が5件発生し、倒木撤去の見通しが立たないことから、登山道が「通行止め」になった。

 大量の倒木があるのは、びわ湖バレイロープウェイ山ろく駅から蓬莱山に至る「金毘羅峠コース」と呼ばれる登山道。もともと整備が行き届いており、家族連れや高齢者も多かった。

 しかし、台風21号の強風で中腹の標高400~550メートル付近で、大量の杉などが倒れて数百メートルにわたって折り重なり、登山道は跡形もない状態になった。

 大津北消防署によると、昨年10月以降、道迷いが4件発生し、倒木を踏んで滑った男性が手を骨折する事故も起こった。通過できずに引き返すケースも多発しているという。

 このため、同消防署や滋賀県警などでつくる「比良山遭難防止対策協議会」が1日までに、地権者の許可の上、同コースの通行止めを決定。登山口など3カ所に通行止めを示す看板を設置した。今後、登山拠点になるJR湖西線の駅にも掲示する。

 比良山系ではほかにも、台風21号の影響で、権現山(大津市、996メートル)からアラキ峠に至るコースも大量の倒木で不明瞭となっているという。

 県警によると、県内の山岳遭難は今年1月~5月30日までに32件発生。死者6人、負傷者18人で、過去最悪の水準で推移している。

【 2018年06月02日 09時00分 】

ニュース写真

  • 数百メートルにわたって倒木が折り重なり、荒廃した登山道(5月、大津市木戸の金毘羅峠コース)
  • 閉鎖される登山道
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