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強風落下の果物を格安販売 滋賀・近江八幡で被災農家支援

台風で被災した農産物も取り扱う農産物直売所。落下したナシは正午すぎに完売した(近江八幡市多賀町・農産物直売所「きてか~な」)
台風で被災した農産物も取り扱う農産物直売所。落下したナシは正午すぎに完売した(近江八幡市多賀町・農産物直売所「きてか~な」)

 滋賀県近江八幡市多賀町の農産物直売所「きてか~な」は6日、台風21号の強風被害に遭い、市場に出せない果物などを格安で売り出す催しを始めた。被災農家を支援し、消費者と直売所も得をする「三方良し」を目指す。

 県内各地では記録的暴風雨により、収穫期のナシやブドウが落果、野菜栽培のビニールハウスが吹き飛ばされた。被災農家の要望もあり、同直売所は、味は同じでも廃棄される例が多い「B級品」の受け入れを決めた。

 生産者は出荷の際、商品袋や宣伝文に「台風で落下してしまいました。草がクッションになりましたが、多少キズあります」などと明記している。ナシは「A級品」の半値以下で、約50袋が正午すぎに完売。グリーンリーフも小ぶりの2株入りでA級品1株より安価なことから、客が次々と手に取っていた。

 直売所ではB級品を販売する11日までに、果物と野菜、花を購入すると、ポイントカードのポイントを通常の5倍にする。福田義裕店長(43)は「B級品を支援するのかと批判的な声もあると思うが、最終的に選ぶのはお客さんだ。青い状態のものは置いておらず、天災の事情と商品に納得できたら買ってほしい」と話す。

【 2018年09月07日 09時03分 】

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