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長大筒や小型銃など63点 滋賀で古式銃展示

収集した古式銃を眺める鈴木さん(長浜市国友町・国友鉄砲の里資料館)
収集した古式銃を眺める鈴木さん(長浜市国友町・国友鉄砲の里資料館)

 江戸時代の火縄銃などの古式銃が、滋賀県長浜市国友町の国友鉄砲の里資料館で特別展示されている。城攻め用に使われたと伝わる「長大筒(ながおおづつ)」や明治初期の作とされる「最後の古式銃」など63点が並ぶ。

 同市八幡東町の鈴木健市さん(77)が収集品を初展示した。

 鈴木さんは、国友町で1994年に開催されたイベント「火縄銃製造450年記念 国友鉄砲の里まつり」でビデオ撮影を担当したのをきっかけに、国友鉄砲鍛冶の歴史に興味を持った。以来、古美術商などを通じて収集してきた。

 会場には、徳川家康の軍勢が豊臣方の軍勢が立てこもった大坂城を攻める際に使ったとされる長さ約1・7メートルの「長大筒」を展示。江戸後期の国友鉄砲鍛冶師で科学者の国友一貫斎の弟の孫で、日本最後の鉄砲鍛冶とされる国友覚治郎充男が明治初期に製作した火縄銃も並べる。

 短刀や筆記用具の矢立、きせるに見せかけた護身用の小型銃や、銃の製作技術を応用して江戸後期に作られたとみられる着火器(ライター)もある。

 鈴木さんは「江戸時代の銃は武器というより、美術品としての価値が重視された。鉄砲鍛冶たちが工夫を凝らした技が随所に見られる古式銃を見てほしい」と話している。

 12月3日まで(無休)。入館有料。

【 2018年09月12日 16時30分 】

ニュース写真

  • 収集した古式銃を眺める鈴木さん(長浜市国友町・国友鉄砲の里資料館)
  • 短刀やきせる、矢立に見せかけた護身用の小型銃
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