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迫撃砲着弾、陸自から4時間後報告に高島市怒り

福井市長(左)に謝罪する自衛隊の担当者=14日午後5時25分、高島市役所
福井市長(左)に謝罪する自衛隊の担当者=14日午後5時25分、高島市役所

 国道付近への陸上自衛隊饗庭野演習場からの迫撃砲弾落下を受け、現場のある高島市は14日、対応に追われた。市によると、発生を知ったのは午後1時半ごろ。すぐに職員2人を現場に派遣し、砲弾落下の影響で破損した車の運転者からの聞き取りなど、情報収集に当たった。午後4時ごろ、防衛省から電話があり「官房長から直接謝罪があった」(福井正明市長)という。

 陸自から市への報告は発生から4時間も経過した同5時20分。演習場を管理する陸自今津駐屯地の幹部らが報告のため、市役所に訪れ、福井市長に「誠に申し訳ない」と謝罪した。

 市と同駐屯地は2015年、重機関銃の弾が近隣民家に飛び込んだ際、こうした問題が発生した場合に市や地元自治会へ速やかに通報することを盛り込んだ覚書を締結している。福井市長は「過去の経験が全く生かされていない」と対応の遅さに強い口調で抗議し、実弾射撃訓練の中止を口頭で要請した。

 福井市長は同8時15分から防災無線で市民に向けて経緯を説明し、「(自衛隊の)崇高な任務には敬意を表しているが、周辺住民の安全を確保するため、万全の措置を講ずることが絶対の条件だ」と述べた。

 15日午前には山田宏防衛政務官や防衛省幹部が市役所を訪問し、問題について報告する。16日には福井市長が今津駐屯地など市内の陸自関連施設3カ所を訪れ、改めて抗議するという。

【 2018年11月14日 23時27分 】

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