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琵琶湖岸のシンボル風車見納め 18年の歴史に幕、解体へ

解体工事を控え、支柱の周囲に足場が組まれた「くさつ夢風車」(草津市下物町)
解体工事を控え、支柱の周囲に足場が組まれた「くさつ夢風車」(草津市下物町)

 2014年から停止している滋賀県草津市下物町の風力発電施設「くさつ夢風車」の解体工事が、28日から行われる。琵琶湖岸のシンボルは18年の歴史に幕を閉じ、4月末にモニュメントとして生まれ変わる。

 夢風車はドイツ製で、市が01年に烏丸半島に設置。出力1500キロワットは完成当時、1基としては国内最大級とされた。3枚の羽根は直径70メートル、支柱と合わせた高さは95メートルを誇り、ランドマークとしても親しまれてきた。

 稼働後は風力不足や相次ぐ故障に悩まされ、建設費を含む赤字は約2億5千万円まで膨らんだ。昨年で耐用年数を迎え、市は撤去する方針を示していた。

 解体工事はクレーン車2台を使い、3枚の羽根をまとめて取り外す。天候によって順延される可能性があり、作業日は28~31日(午前9時~午後5時)と幅を設けた。半島を周回する道路は作業が終わるまで一部を通行止めとする。支柱は2月下旬までに解体し、高さ約3メートルを残してモニュメントとして活用する。総事業費は9600万円。

 市環境政策課は「安全第一で作業を進めたい。写真撮影は近づきすぎず、離れた場所でカメラを構えてほしい」と協力を呼び掛けている。

【 2019年01月26日 19時20分 】

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