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原発事故から8年「廃炉22基、市民の力結実」滋賀で脱原発訴え

原発のない社会の実現を訴えて行進する集会の参加者たち(大津市本丸町・膳所城跡公園)
原発のない社会の実現を訴えて行進する集会の参加者たち(大津市本丸町・膳所城跡公園)

 東京電力福島第1原発事故から間もなく8年となる9日、脱原発を訴える「原発のない社会へ2019びわこ集会」が、大津市本丸町の膳所城跡公園であった。県内の一部が30キロ圏に入り、運転開始から40年以上たつ高浜原発1、2号機(福井県高浜町)について、参加者たちは「老朽原発はいらない」などと反対の声を上げた。

 集会では、原発再稼働差し止め訴訟に携わる井戸謙一弁護士が「事故後に廃炉が決まった原発は22基に達し、粘り強く活動を続けた市民の力が結実した。今年は選挙で原発問題を争点化できるかが課題だ」と訴えた。

 大飯原発3、4号機の運転差し止め判決や高浜原発3、4号機の運転差し止め仮処分判決を出した元裁判官の樋口英明さん(66)は「原発問題は複雑だと思っている方もいるが、国民の命か、電力会社のもうけかの単純な問題。地震のたびに原発を心配して過ごすのはわれわれの世代で終わらせよう」と呼び掛けた。

 集会後、参加者たちは「全ての原発廃炉」「琵琶湖を守ろう」などと声を張り上げて市街地を歩いた。

 集会は市民団体などでつくる実行委員会が6年前から開いており、約千人(主催者発表)が集まった。

【 2019年03月10日 09時57分 】

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