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花モチーフ、古今東西の陶芸作品ずらり 滋賀・信楽で特別企画展

花の絵柄が描かれたつぼ(滋賀県甲賀市信楽町勅旨・県立陶芸の森)
花の絵柄が描かれたつぼ(滋賀県甲賀市信楽町勅旨・県立陶芸の森)

 焼き物に描かれた花の文様や意匠をたどる特別企画「陶の花 FLOWERS」(京都新聞など主催)が12日、滋賀県甲賀市信楽町勅旨の滋賀県立陶芸の森で始まった。花柄の器や建材、花をモチーフにした陶芸作品など近世から現代の計94点を並べ、込められた多様な意味合いを紹介する。

 「現代作家の器」「近代建築」「近世の器」「現代の陶芸作品」の4テーマで展示している。

 現代作家のコーナーでは、谷野明夫さん(信楽町)の細かい花びらの文様を描き込んだ皿や、神山清子さん(同)の側面に菊の花をかたどったつぼなど、花の可憐(かれん)さや生命力を表現した作品を並べた。

 近代建築では、西洋の技術導入と洋風建築の普及で明治期から作られるようになった建材やインテリア用品にスポットを当てた。親しみやすく色鮮やかな絵柄として菊やツバキを描いた室内装飾用タイルや、唐草文様の信楽焼のストーブカバーなども展示する。

 ボタンを描いた江戸前期の伊万里焼の皿、梅の文様の江戸後期の湖東焼の鉢など、富貴や長寿の願いを花で表した近世の器もある。

 担当した大槻倫子専門学芸員は「花を入り口に陶芸作品を身近に感じる機会になれば」と話す。6月9日まで。月曜休館(4月29日、5月6日は開館し、同7日休館)。有料。

【 2019年03月12日 23時15分 】

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