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不適切な事務処理281件 滋賀県、原因は担当者の法令認識不足

提案説明で相次ぐミスを陳謝した三日月知事(大津市・県議会議場)
提案説明で相次ぐミスを陳謝した三日月知事(大津市・県議会議場)

 滋賀県は12日、施設管理に伴う手続きや定期点検の未実施など、法令に違反する不適切な事務処理が119部署で計281件見つかったと発表した。いずれも担当者の法令に対する認識不足が原因だった。県は9月末までに是正するとしているが、県議からは相次ぐ不祥事の発覚に厳しい声が上がっており、三日月大造知事はこの日始まった県議会6月定例会議で謝罪した。

 県有施設で相次いだ電気・水道メーターの期限切れ問題を受け、県は4月下旬~6月上旬、全217部署を対象に事務処理の緊急点検を実施した。

 建築基準法違反は24件。不特定多数の人が出入りする県有施設は定期的な点検が義務づけられているが、陶芸の森(甲賀市)や大津港旅客ターミナル(大津市)、淡海環境プラザ(草津市)などで未実施だった。

 公用車関連では、自動車保管場所法で定める車庫証明のシールが貼付されていなかったケースが54件(140台分)、保管場所の変更をしていなかったケースが32件(53台分)あった。

 消防法で規定されている消火器の検査や届け出、廃棄物処理法に基づき県が業者に処理委託する際に必要な庁内手続きも実施していなかった。

 県はこれらの違法状態の一部について既に是正した。残りも対応を急ぐとするが、保管場所の手続きで不備があった公用車の使用については「法的には問題ない」として使用を控えてはいないという。

 三日月知事は県議会で「県政への信頼を損ねかねない事態。県民に多大なるご迷惑をおかけし、深くおわび申し上げる」と陳謝。「職員一人一人が緊張感を持って職務に取り組み、県庁全体のチェック機能を高めていく」と再発防止の姿勢を強調した。

【 2019年06月12日 23時20分 】

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  • 提案説明で相次ぐミスを陳謝した三日月知事(大津市・県議会議場)
  • 滋賀県の調査で判明した内部の主な法令違反
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