一日一書




 一を表す時には算木を横に置き、十を表す時には縦に置いた姿に一や十の字は生まれた。
 やがて縦棒一本ではまぎらわしくなったのか、中ほどに点が加えられるようになった。その段階の中国戦国時代の祭器・中山王●方壷(ちゅうざんおうせきほうこ)の「十」。その点がしだいに延長して現在のような横画と縦画からなる「十」となった。今日は針供養。
 ●は興の一とハを省いた部分の下に、わかんむりと昔

(解説 石川九楊)


[2月のバックナンバー]