鯉山が前祭でも宵山展覧会 京都・祇園祭、絵や文書

「さきの宵山展覧会」で展示される掛け軸や文書(京都市中京区・鯉山会所)
「さきの宵山展覧会」で展示される掛け軸や文書(京都市中京区・鯉山会所)

 祇園祭後祭の鯉山(京都市中京区室町通六角下ル)は、前祭宵山の14~16日に「さきの宵山展覧会」を会所の集会スペース「町席」で初開催する。鯉山保存会所蔵のコイの掛け軸を初公開するほか、ゆかりの文書も展示する。

 掛け軸は「鯉魚滝昇(りぎょたきのぼり)図」で縦225センチ、横115センチ。絵師内海吉堂(1849~1925年)が明治18(1885)年に町席完成を記念して描いた。黒いコイが勢いよく滝を登る絵柄で、山上部に飾る木彫りのコイを主題にしたとされる。展覧会ではほかに、町内の約束事を記した江戸期の文書なども並ぶ。

 前祭宵山期間中、鯉山の会所前は多くの人が通行する。例年、この時期にちまきを販売していたが、後祭の山の魅力も知ってもらおうと新たに「展覧会」を開催することにした。

 保存会理事の柴田道輝さん(69)は「鯉山は今年、後祭の山一番を引いた。滝登りの絵を見て縁起を担いでほしい」と話す。14日は午後3時~9時、15、16日は午後1時~9時に開催。入場無料。

【2017年07月14日 10時13分】