出版案内
福祉事業団
京都新聞AR

京都の美と心意気に拍手 祇園祭・後祭の山鉾巡行

後祭の巡行で四条通を西に進む山鉾(24日午前11時34分、京都市下京区四条通室町西入ルから東を望む)
後祭の巡行で四条通を西に進む山鉾(24日午前11時34分、京都市下京区四条通室町西入ルから東を望む)

 祇園祭の後祭(あとまつり)の山鉾巡行が24日、曇り空の京都市内で繰り広げられた。舶来の懸装品で飾り、多様なご神体人形をのせた10基の山と鉾が都大路を進むと、京都の美と心意気に拍手が送られた。

 午前9時半、先頭の橋弁慶山が中京区御池烏丸を出発。真松(しんまつ)を揺らす北観音山、鯉山と続いた。市役所前では、巡行順を確認する「くじ改め」があり、裃(かみしも)姿の正使が独特の所作で臨んだ。河原町御池と四条河原町の交差点では、南北の観音山としんがりの大船鉾が進行方向を豪快に変える「辻(つじ)回し」を行った。

 山と鉾には、楊柳(ようりゅう)観音や甲冑(かっちゅう)武者といったご神体人形をのせたり、17世紀のインド絨毯(じゅうたん)やラクダを図柄にした綴(つづ)れ織りを取り付けたりする。代々の目利きが手に入れた装飾品で飾られた山鉾の巡行は、「動く美術館」とも称される。

 ケヤキ並木が続く御池通では蟬(せみ)時雨が降り注ぎ、河原町通からは祇園囃子(ばやし)がビル街に響いた。山鉾が、下京区四条通寺町東入ルに差し掛かると、関係者が3基の神輿(みこし)が安置されている四条御旅所に拝礼し、四条烏丸に向かった。

 正午現在の人出は、昨年より2万5千人少ない7万5千人(京都府警調べ)だった。

【 2017年07月24日 12時00分 】

ニュース写真

  • 後祭の巡行で四条通を西に進む山鉾(24日午前11時34分、京都市下京区四条通室町西入ルから東を望む)

関連動画      

京都新聞デジタル版のご案内

    観光・社寺のニュース