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外国人、京都観光には平均2泊 東京と並び国内トップ

京都市を訪れた外国人宿泊客
京都市を訪れた外国人宿泊客

 京都市内を訪れる外国人観光客の平均宿泊日数はほぼ2泊で、東京と並ぶ国内トップ水準。ホテルよりも民泊など簡易宿所での宿泊日数の方が2倍近く長い-。市が毎年実施している観光客対象の調査を、初めて民間の視点から詳細に分析した結果が13日までにまとまった。増加する外国人観光客の行動パターンや日本人観光客の特性が新たに浮かび上がり、市は「ニーズの把握など観光政策に生かす」としている。

 市は毎年、日本人客約4千人、外国人客約2千人から聞き取り調査を行い、観光客の実人数や消費額、訪問地、満足度などを集計。市内の全宿泊施設にも宿泊客に関するアンケートを依頼している。市観光協会に昨年、民間からマーケティング専門の担当者を採用し、今回初めて2016年調査を中心に過去の統計を使って詳細に分析した。

 観光客の宿泊数の合計となる「延べ宿泊人数」は16年、日本人・外国人全体で2150万人だった。平均宿泊日数は1・52泊で観光庁調査の全国平均(1・32泊)を上回った。宿泊施設の定員でみた稼働率は78%と推計され、全国平均(39・1%)の2倍となった。

 このうち外国人宿泊客は延べ632万人で、平均宿泊日数は観光庁の全国集計で都道府県トップの東京(1・94泊)を上回る1・98だった。府県単位など集計方法が異なるものの、首都と比肩する高水準にあることが分かった。施設別ではホテル1・79泊、旅館2・07泊に対し、民泊を含む簡易宿所が3・77泊に及んだ。

 国・地域別の延べ宿泊人数では中国が最多の約146万人。東アジア、米国、西欧諸国が上位を占めた。宿泊客の多い月は7、8月で、国によってピークの季節に違いがあった。欧米やオセアニアの観光客は京都で3~4泊する人が多いため消費額が高く、アジアから訪れる人は日帰りから5泊程度と幅があった。

 日本人観光客に関して16年までの4年間の調査結果をまとめた結果、入洛回数1~3回の人では同行者のいない一人旅が15%程度だが、10回以上になると3割を占めた。交通や買い物などの項目別に満足度と改善の必要性の関係を分析すると、重点改善項目には「飲食」が挙がった。

【 2017年09月15日 16時00分 】

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