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時代祭中止、天候理由は初 前回は昭和天皇の病気で

昨年の時代祭神幸列(京都市左京区・平安神宮前)
昨年の時代祭神幸列(京都市左京区・平安神宮前)

 22日実施予定の京都三大祭りの一つ、時代祭を主催する平安講社(京都市左京区)は20日、時代祭を中止すると発表した。台風21号の接近による安全確保が理由。23日に順延もしない。中止は29年ぶり。過去に10回あるが、天候を理由に中止するのは1895(明治28)年の第1回以降初めて。

 平安講社と平安神宮、時代祭協賛会、京都市、市観光協会の5者が20日午後3時から協議し、参列者や観覧者の安全を考慮し中止を決定した。神職や関係者のみで行う祭典は22日午前9時から実施する。

 時代祭は、京都に都が置かれた各時代の装束を身に着けた約2千人の時代行列で知られる。通常は22日が降雨の場合、23日に順延して実施している。

 過去10回の中止は、明治天皇死去(1912年)、関東大震災(23年)、日中戦争(37年)、太平洋戦争の影響による44~49年。直近では88年に昭和天皇の病気を理由に中止された。

 平安講社の朴木(ほおのき)純一理事長(77)は「誠に残念至極。多大なご迷惑をお掛けすることになるが、苦渋の決断をせざるを得なかった。来年は盛大に行いたい」と話した。

 時代祭の中止を受け、市観光協会は、有料観覧席の払い戻しを行う。チケットを購入した各旅行会社の窓口や、店内端末で発券したコンビニエンスストアなどで24日から手続きできる。

 市観光協会が発行したチケットのみ、21日から京都駅ビル内京都総合観光案内所(下京区)と河原町三条観光情報コーナー(中京区)で受け付ける。詳細は市観光協会ホームページで告知している。市観光協会075(213)1717。

【 2017年10月20日 23時22分 】

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